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住田町の新しい役場を見てきました
プロポーザルを経て2014年に竣工した建物です。
地元の材木・設備で加工が可能な中断面集成材の組合せで作られた、22mスパンの大空間です。
構造はレンズ型木造トラス構造というようです。
執務空間は柱も壁もない一室空間で、見通しがいいです。
構造材あらわしのケラバ部分見上げ。
計49組のトラス梁の繰り返しが、大きな庇をつくっています。
構造材だけでなく、仕上げ材のスギもすべて地元で調達したものです。
川を渡り町へ。蔵が建ち並ぶ宿場町です。
軒を深くとるために跳ね出しで受けている面白いディテール。
住民交流拠点施設の「まちや世田米駅」。
機能は交流スペース、まち家体験スペース、ギャラリー、レストラン、カフェ、オフィスなど。
良さそうな椅子を発見。
坂を上り、世田米中学校へ。地元のスギを使ってデザインされた学習机。
卒業の時に天板はプレゼントされるそうです。
川にかかる流れ橋。
簡素な構造で、大雨の際にはワイヤーロープでつながれた橋板が浮き、
橋脚は流れに逆らわない形で倒れます。
設計図などはなく、住民の勘と経験に基づく手作業で復元されます。
県や市に与えられる橋ではなく、自分たちの技術で作れるのがポイントです。
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2016.11.02