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3年が経過した焼杉

2021.11.16

こんにちは

 

 

 

当時、どうしても使ってみたい衝動に駆られ

 

 

半ば実験的に採用してみた自邸の焼杉も、3年の月日が経過しました。

 

 

 

 

 

焼杉を用いた外壁は、主に西日本で古くから使われていた素材で

 

 

瀬戸内などの住居では、潮風による建物の劣化を抑えるため多く採用されていました。

 

 

(見た目は似ていますが、愛知県の佐久島では焼杉ではなく、表面にコールタールを塗って耐久性をもたせていますね。)

 

 

 

昔の大工さん曰く

 

 

『焼杉は100年持つ。』そうです。

 

 

昔ながらの製法では、杉板3枚を、まず3角形に括り、中に鉋屑などを入れて燃やし

 

 

その後ほどいて水中で冷やす、という割と面倒な工程で作られますが

 

 

最近では、表面をバーナーで炙っただけの物も出回っているそうです。

 

 

ただ、昔ながらの製法で作った方が炭化層が厚いので、耐久性は増します。

 

 

 

当初、『もしかしたら半年くらいで塗装が必要かな?』と考えていた外壁ですが

 

 

軒の出を深くしたおかげもあり、3年経過しても今のところ良好な状態を保っています。

 

 

 

 

 

比較的、日や雨に当たりやすい建物の横側(妻側)でもこんなカンジ。

 

 

 

お家のカタチや、使用する面を考えてあげれば

 

 

十分におすすめできる素材だと思います。

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