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窓ガラスと日射

2022.03.28

こんにちは

 

 

 

最近の窓ガラスは、もはや複層が当たり前となっています。

 

 

求められる断熱性能によっては、トリプル(3層)ガラスや5層の窓ガラスを

 

 

採用することもあります。

 

 

 

窓ガラスでもう一つ、当たり前になっていることといえば

 

 

『Low-Eガラス』。

 

 

複層ガラスの内側に特殊な金属膜をコーティングすることによって

 

 

赤外線を反射します。

 

 

 

コーティングを施す向きによって、反射する向きをコントロールすることができ

 

 

外側のガラスにコーティングすれば屋外に赤外線を反射する『日射遮蔽型』

 

 

 

 

内側のガラスにコーティングすれば屋内に赤外線を反射する『日射取得型』

 

 

 

 

となります。

 

 

 

長期優良住宅や性能評価などで求められる現在の『断熱性能』では

 

 

冷房期にいかにお部屋に日射を入れないか、が求められるので

 

 

窓ガラスを全て『日射遮蔽型』に設定した方が成績は良いのですが

 

 

 

夏季の日射については軒を長くしたり、落葉樹を植えたり

 

 

外付けブラインドなどで遮蔽が可能なので

 

 

 

実際の居住環境を考えると

 

 

窓ガラスについては、どちらかというと冬季のことを考えて設定するべきだと

 

 

考えています。

 

 

 

暖房の補助として冬季に日射を最大限、利用しようとすると

 

 

基本的にガラスは『日射取得型』。

 

 

 

北西面に関しては言えば、夏季の西日しか当たらないため

 

 

『日射遮蔽型』を設定するようにしています。

 

 

 

これだけでも随分、冬の過ごしやすさが変わります。

 

 

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