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こんにちは。
いよいよ内部のフローリング貼が開始した西尾市『田貫町の家2』。
木工事を担当されている大工さんは、キャンプと名建築巡りが趣味で
休憩時間には、休日に行った色々な建築の話しを聞かせてくれます。
今回、大工さんが休日に奥さんと訪れたのは、浜松市にある『秋野不矩美術館』。
今から25年前に建てられた美術館で、美術館のある天竜区二俣町出身の
日本画家、秋野不矩(あくのふく)さんによる数々の作品が展示されています。
建物の設計は建築家 藤森照信さん。自然の原理や素材を活かした建築で有名な方です。
出典:LifeDesigns
屋根は鉄平石のスレート葺き。外壁はモルタルと天竜杉を使用した
素材感があり、ぬくもりを感じる外観です。
出典:LifeDesigns
出典:LifeDesigns
出典:LifeDesigns
展示室は美術館としては珍しいですが、靴を脱いで鑑賞します。
第一展示室の床は藤ゴザで仕上げられています。
作品の高さも低めで展示されているので床に座って愉しむことができます。
壁は光沢を抑えた漆喰で仕上げられています。
出典:LifeDesigns
対して第二展示室の床はサラサラとした白い大理石で仕上げられています。
出典:LifeDesigns
出典:LifeDesigns
出典:LifeDesigns
出典:LifeDesigns
木の枝をそのまま活かした照明や、藁を多めに混ぜ込んだ漆喰壁。
素朴感や素材感を活かしたディテールに、エモーショナルな採光など
見どころが満載な建築です。
空間の構成など、住宅設計に参考になる要素もたくさんあるので
また私も妻と一緒に訪れてみようと思います。