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こんにちは。
今回は、換気設備について前回の続きです。
“熱交換型”と一口で言っても、実際には様々な方式があります。
おそらく、主流としてはコチラのタイプ。
給気と排気を熱交換ユニットで熱交換するタイプです。
給気も排気もダクトによって行われ、機械本体は天井裏や床下に格納されます。
フィルターも天井裏や床下となることが多いため
背の低い方ではメンテナンスがしにくかったり、おろそかにしやすかったりします。
ちなみに、どんな換気扇にも言えますが、フィルター掃除を怠るとこんな状態になります。
清掃前フィルター
清掃後フィルター
上の画像は給気側のフィルターで、黒い汚れは粉塵やカビ。
白く模様のように残った跡は、羽虫の死骸がくっついていた所です。
このフィルターを通って、外気が室内に給気されます。
排気のみダクト配管とするタイプもあります。
多くは床下に本体が格納され、各居室の排気口は床に設置されます。
浮遊粉塵や二酸化炭素、その他の汚染物質は空気より重い物が多いため
効率的に排気ができるというメリットがあります。
フィルターも屋外の基礎付近に設置されるため、メンテナンスも比較的容易です。
給気に関しては、特に床下空間の気密がとても重要なので、施工時、注意が必要です。
ダクト不使用のタイプもあります。
一戸あたり6~8個ほどの換気扇を各居室に1~2個設置します。
フィルターも蓄熱エレメントも丸ごと水洗いなどで簡単にメンテナンスできます。
kotoriでは、このタイプをおすすめすることが多いですね。
①換気効率
②コスト
③メンテナンス性
④熱交換率
これらを比較して、よりベターな選択ができれば良いと思います。