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こんにちは。
先日、7年目の定期点検でお伺いしたお家のオーナーさんから
ウッドデッキの材種についてご相談いただきました。
『耐久性を考えると樹脂製に分があるけど、真夏の事を考えると、樹脂は熱くなりますよね?』
との事でしたが、実際にはどうでしょうか?
確かに木製のデッキの場合は、樹種によってはかなり傷みが早い場合がありますが
水が早く切れるように工夫してあげたり、定期的にデッキブラシ等で清掃してあげるだけでも
持ちに大きな差が出てきますし
そもそも使用する木をアイアンウッド系の固く重い種類とすることで
メンテナンスフリーで耐用年数を延ばす事もできます。
最近では、天然木に樹脂を加圧注入することで、見た目や質感はそのままに
屋外使用で20年以上という優れた耐久性を発揮するような商品も出てきました。
真夏の温度については、正直な話し
最近では、樹脂でも天然木でも、そこまで大きくは変わりません。
真夏では、どちらも表面温度が60℃を超えることがしばしばです。
強いて言えば
材料の違いよりも、色の違いによる差が大きいです。
暗い色の方が光をより多く吸収するので、表面温度の上昇も大きいようです。
日本では、ウッドデッキはどちらかと言うと半屋内の空間として
捉えられているため、上に乗る際は裸足の場合が多いです。
そのため、個人的な意見としては
足ざわりを重視して材料を検討するべきではないかな、と考えています。