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こんにちは。
以前の投稿で、湿度と気温の関係を解説させていただきました。
水蒸気にもエネルギーが存在し、同じ気温でも
湿度によって体感温度に差が出ます、というお話しでした。
水蒸気の大きさはとても小さく、また拡散するスピードも
かなり早いので、レンジフードやエアコンのスリーブは勿論のこと
基本的に建材の分子間も透過出来てしまうので、水蒸気の量の均衡を取るために
室内で冷房していれば、夏場はほぼ常に室外から水蒸気が流入し続けます。
そのため、快適に過ごすためには常に除湿をし続ける必要がありますが
除湿の最もポピュラーな方法は『結露を起こすこと』です。
水蒸気は、露点以下に温度が下がれば結露を起こし
結露した分の水蒸気は空気中から取り除かれます。
例えば、気温33℃、相対湿度70%の空気に含まれる水蒸気の露点は
およそ25℃なので、25℃以下の物に触れれば結露を起こします。
そのため、除湿型放射冷暖房の表面や、エアコン内部のフィン(熱交換器)で
効率的に空気中の除湿を行うことが可能です。
他にも、凍らせたペットボトルや保冷剤でも長時間の除湿ができるのでおすすめです。
逆に、押入用などの除湿剤を用いた除湿は、キャパシティーがとても少ないので
あまり効果が期待できないと思われます。
効率よく除湿して、気持ちの良い夏を過ごしましょう。
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