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家のつくりようは夏と冬をもって旨とすべし

2025.02.02

こんにちは。

 

 

 

昨日と今日の2日間で開催されている

 

 

 

豊川市金沢町の構造・断熱見学会。

 

 

 

 

 

 

この会場のお家で実際に使用されている断熱材は

 

 

 

私たちが標準採用している木繊維を用いた断熱材です。

 

 

 

 

 

 

断熱材は、基本的には内部の無数にある小さな空気によって

 

 

 

熱を伝えにくくしていますが

 

 

 

空気で赤外線などの電磁波は防ぐことができないため

 

 

 

夏の強い日射熱を防ぐことは難しいです。

 

 

 

そのため、冬は暖かい高断熱のお家でも

 

 

 

夏の、特に最上階は、高温になりやすいのですが

 

 

 

木繊維断熱材は、グラスウールなどの他の断熱材に比べて

 

 

 

同じ体積あたりの重量が1㎥あたり180㎏と重いため

 

 

 

熱を多く貯めこみやすい性質があります。

 

 

 

ちなみにグラスウールの場合、現在標準的なもので16~24㎏/㎥程度です。

 

 

 

重い物質は、温めにくく冷めにくいため

 

 

 

夏の日射による熱を室内に伝えるスピードを遅延してくれます。

 

 

 

 

 

 

この性質により、真夏に日中の気温が35℃に至る場合でも

 

 

 

室内の温度は23℃以下にキープすることができます。

 

 

 

温暖化により、年々、夏の気温が上がり続けています。

 

 

 

冬はもちろんの事、夏の室内の温熱環境についても

 

 

 

真剣に考えていくべきだと思います。

 

 

 

兼好法師の格言に

 

 

 

『家のつくりようは、夏をもって旨とすべし。』とあり

 

 

 

最近の高断熱を謳う建築会社では逆に

 

 

 

『冬をもって旨とすべし。』と言いますが

 

 

 

住まい手のことを考えるのであれば、両方必要なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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