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木繊維断熱材の防火性

2025.02.05

こんにちは。

 

 

 

外壁の構成によって、メーカーによる

 

 

 

『防火認定』というものが存在します。

 

 

 

出典:ケイミュー株式会社HP

 

 

 

外壁材だけではなく、その内側の

 

 

 

『構造用面材』、『断熱材』、『内装下地材』等の組み合わせで

 

 

 

耐火性について認定を取得しているのですが

 

 

 

なぜか『断熱材』には、グラスウールやロックウールなどの

 

 

 

無機物系の断熱材が指定されていることが多いです。

 

 

 

主成分が無機物なので、火災に強い、という事だと思いますが

 

 

 

本当にそうでしょうか?

 

 

 

ということで実験です。

 

 

 

 

 

 

この動画は、グラスウール、発砲系の断熱材、木繊維断熱材(シュタイコ)の

 

 

 

燃焼実験の様子です。

 

 

 

火災に弱いというイメージの木繊維ですが

 

 

 

意外にも、もっとも高い耐火性を持っています。

 

 

 

これは、⽊繊維断熱材を始めとする⽊製品は

 

 

 

燃えて表⾯に炭化層ができると内部へ酸素が供給されなくなるので

 

 

 

それ以上燃えにくくなるという特性があるためです。

 

 

 

炭化層は、⽕災時に木繊維断熱材がすぐに燃え抜けるのを防ぎ、さらに延焼を抑制します。

 

 

 

さらに、もしもの火災時にも

 

 

 

発砲系の有機断熱材と比較して木繊維断熱材は

 

 

 

煙の発生量も⼤幅に少ないため

 

 

 

救助された⼈の命を守ることにも繋がります。

 

 

 

お家の構造は、住まい手の生命に直結する部分もあるので

 

 

 

慎重に検討する必要があります。

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