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イメージと事実

2025.03.05

こんにちは。

 

 

 

私達が作るお家は

 

 

 

フローリングを使用する場合は基本的に

 

 

 

無垢の木材のフローリング。

 

 

 

窓枠や建具の枠は、貼り物の既製品は一切使用せず

 

 

 

無垢材を切り出して製造。

 

 

 

断熱材には、木繊維で作られた物を採用しています。

 

 

 

これは別に『自然素材派』という訳ではなく

 

 

 

素材感であったり、長期的な耐久性であったり、温度伝導率であったりと

 

 

 

それなりに理由があって使用しています。

 

 

 

時にビニールクロスを仕上げ材として採用することもありますが

 

 

 

これも根拠があって採用を許可しています。

 

 

 

ビニールクロスの『ビニール』がどこか建材として

 

 

 

水蒸気を通さないような不健康なイメージを持たせてしまうのかもしれませんが

 

 

 

実はビニールクロスは水蒸気をよく通します。

 

 

 

水蒸気のサイズは4/100,000~3/10,000,000㎜。

 

 

 

ちなみに3/10,000,000㎜というサイズはH2O分子1個の

 

 

 

大きさの最小サイズ。

 

 

 

これに対して一般的に使用されている建材などの組成は

 

 

 

1/500㎜~1/1,000㎜網目状の繊維や固形物の集合体。

 

 

 

厚さ3㎜の合板は1/1,000㎜のメッシュを3千枚重ねた

 

 

 

状態に近いです。

 

 

 

穴だらけとはいえ3千枚も重ねれば向こう側は見えませんよね。

 

 

 

ビニールクロスも同じです。

 

 

 

名前にビニールとあるので水も空気も通さない気密性の高いものとの

 

 

 

イメージがあるかもしれませんが実は穴だらけです。

 

 

 

穴だらけに作らなければビニールクロスを貼るための糊が

 

 

 

なかなか乾くことができないので

 

 

 

糊の水分がカビの原因になりかねません。

 

 

 

この穴だらけの建材に対して水蒸気というH2Oの粒は

 

 

 

とてもとても小さく動きも激しいのです。

 

 

 

つまり水蒸気は建材を通り抜けることができるということ。

 

 

 

ビニールクロスはとてもよく湿気を透過させる建材なのです。

 

 

 

この透湿性能は施工性を上げるために必要な事。

 

 

 

調湿建材を販売するメーカーさんがビニールクロスのことを

 

 

 

湿気を吸放湿せずに不健康な建材的な感じで批判した場合は

 

 

 

見当はずれな答えになりますね。

 

 

 

ビニールクロスのイメージ少し変わったでしょうか?

 

 

 

私達も漆喰や珪藻土、水性塗料など

 

 

 

様々なもので内装を仕上げますが

 

 

 

それらは主に、素材感、質感、光の反射の仕方で

 

 

 

選定していることが多いです。

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