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単純に丈夫な家をつくりたい場合は、壁の量を増やします。
しかし、丈夫とはいえ、壁ばかりの窓のない家は、気持ちのいいものではありません。
たしかに壁が多ければ、丈夫な家が出来上がりますが、広い空間は少なくなります。
家の耐震性・耐風性を図る判断基準は、建築基準法で定められている次の2つです。
1. 壁量計算・・・床面積の倍数で壁を設ける
2. 構造計算・・・家の重さを量り、柱や梁の強度を1本1本はかる
通常の木造の家は、壁量計算で設計されます。(木造3階建ての場合は、構造計算が必要です)
壁量計算では、壁の多い家になりがちですが、
構造計算のように、家の重さを量り、柱や梁の強度を測定すれば、
丈夫で広い空間をつくりだすことができます。
科学的にシミュレーションする構造計算だから、”ちょうどいい丈夫さ”を決めることができ、
“足りていればいい”という考え方で設計できます。
構造計算は、快適で丈夫な空間をつくりだすための設計ツールなのです。
SE構法では全棟で”構造計算”をします。
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2015.01.07
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2015.01.07