Loading...

imaizumi blog

持続させること。

2023.10.14

持続させることが全て。

 

 

家の価値は性能を持続させることが大切です。

 

 

いくら新築時に性能が良くても5年で性能が落ちたら意味ないですよね。

 

 

このことに気づいている人がなかなか居ない。

 

 

日本の住宅の多くは、新築時には性能(UA値)などいい数値が出ているとうたっていますが、

 

 

実際に住み始めて数年が経ったときに数値化していませんよね。

 

 

それは、間違いなく数値が下がっているからだと私は思います。

 

 

というのも、壁の中に劣化する建築資材を使用しているからです。

 

 

例えば、気密を取る為に現在多くの工務店などが使用している気密シート、

 

 

これは、間違いなく劣化して機密性能を著しく低下させます。

 

 

これに気づいていない人が多すぎる。

 

 

100年住宅を実現したドイツでは1977年にはこの気密シートの使用が法律で禁止されています。

 

 

日本は未だに使用しています。

 

 

そこで、弊社は『省エネ住宅』100年住宅の先駆けとなったドイツに習い

 

 

『非透湿外皮』の考えをあらため、透湿外皮の考え方を取入れました。

 

 

これが、『木学の家』です。気密シートを使用せずに結露を防止するのです。

 

 

壁の中に水蒸気が入ると結露が発生します。そのため、気密シートでシャットアウトするという考え方なのですが、

 

 

この気密シートは、必ず劣化します。劣化しても交換は出来ませんので、『結露が発生する家』となるのです。

 

 

われわれは、ドイツ生まれの断熱材ECOボードを採用しています。

 

 

このECOボードは水蒸気を透します。壁の中には水蒸気が入っても結露は発生しない為、

 

 

気密シートは必要ないのです。

 

 

水蒸気の移動を止めると、壁にも窓ガラスのように結露が発生します。

 

 

人間にとって『第三の皮膚』である『家の外皮』も呼吸できなければ蒸れるのです。

 

 

新築時にいくら性能が良かろうが、それが持続しなければ何の意味も成しません。

 

 

持続してこそ本当の高性能、価値がある家だと考えます。

prev.

木学の家

2023.10.13