imaizumi blog
今回は、『結局断熱材って何がいいのか。』
これについて話していきます。
その前にこの話は前提として、私の個人的て意見ですので
あくまでも参考程度に聞いていただけたらと思います。
結論から言うと、断熱材が数ある中でもやはりエコボードが一番だと思います。
なぜかと言うと、いくつか理由がありますが、まず一つは環境に良い事。
エコボードは、世界で初めて乾式工法による木毛繊維断熱材としてドイツのメーカーGUTEX社により
開発され、90年以上木毛繊維断熱材をつくり続けてきたもっとも環境に配慮された断熱材です。
どんなに素晴らしい性能を持つ断熱材であっても、住む人の健康に害を及ぼしたり
将来取り壊すときに環境破壊につながる素材は使用してはなりません。
『使うべきもの』、『使ってはならないもの』を定め、環境と未来に生きる子供たちのために、
負担を残さない断熱材が『環境断熱ECOボード』なのです。
二つ目は、修復再生力に優れているという事。
昨今の省エネや断熱性能の基準を見ていると、年々目まぐるしく変化しています。
すこし前までは、問題なかった性能基準が数年で基準値以下になることもしばしばあります。
しかし、今の日本の断熱材・及び施工方法がこの基準の変化に対応できているか
というと決して出来ているとは言えないのではないでしょうか。
例えば、外断熱で良く見かける施工方法で断熱材を張り、その上に胴縁なり通気層および下地と成り得る材料を打ち
最終的に外壁仕上げ材を張った場合、基準などが変わり現在より更に厚さが必要な断熱材を入れようとすると、
外壁を一旦剥がし、下地を取り、断熱材を入れ替える若しくは付け足す。そんな工事になることでしょう。
一方で、エコボードの場合は現在張られているエコボードの上から張り増すことが出来るのです。
さらには、キズが付いたと言った場合にもその箇所だけを剥がし、修復することも可能である。
これは、環境問題にとっても大きなメリットだと私は考えています。
最後に、性能に関してです。
まず、お馴染みの数値UA値って聞いたことありますよね。
これって、、外皮を介して住宅全体の熱がどれくらい逃げやすいかを示す数値です。
“逃げやすさ”なので、UA値が小さいほど熱が逃げにくく、 逆に、UA値が大きいということは、断熱性能が低い住宅であるということです。
日本は、熱伝導率(壁を通過した熱が室内に熱を伝導する性能)で全てを判断していて、
われわれが、着目している温度伝導率(壁の中を熱が伝導する性能)を考慮していないのです。
夏場、外壁にお日様の陽が当たり、室内まで熱が到達するまでの時間を温度伝導率と言い、
これが、長ければ長いほど断熱性能が高いと考えることが出来ると思います。
グラスウールやロックウールだと3時間、発砲ウレタン系断熱材だと5時間、
ECOボードだと12時間かかるのです。例えば、暑い夏場の朝8時頃に外壁に陽が当たりぐんぐん温度が上がっていき
壁内の温度も上がっていき、3時間後の12時室内まで到達するグラスウール。
一方で、8時から12時間後の夜20時に室内に温度が到達するECOボードだとどちらが有利ですか?
勿論、ECOボードですよね。というか、20時と言えば既にお日様の陽は当たっていないのでその時点で
気温は下がっているはずですので、室内側の温度が上がる余地はないという事です。
今回は、少し長くなりましたが性能が良いことはお判りいただけたと思いますが、
もう少し、詳しいこともお伝えしたいのでまた改めて書かせていただきます。
最後まで、読んでいただき本当にありがとうございます。
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