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imaizumi blog

『木学』脱化学材の住まい

2024.08.14

家の価値って何でしょうか?

 

 

今、皆さんが良く耳にする『Ua値』

 

 

これが、単純に小さい家が価値があるのか?

 

 

気密性(C値)が小さい家が価値があるのか?

 

 

現在、各社ハウスメーカーさんや工務店さんが競い合っているUa値やC値。

 

 

これらの数値が低い事は、決して悪い事ではなく良い事だとは思いますが、

 

 

この数値のことだけを考えるのも少し危険だとわたしは思います。

 

 

これらの数値は、あくまでも建築前の計算若しくは、竣工時の試験により導き出すものであることは、

 

 

ご存知だと思います。もうすこし詳しく言うと、Ua値は建築前の計算により算出。C値に関しては、竣工時に

 

 

気密試験にて測定した数値となります。

 

 

そして、これらのUa値やC値を良くするためにたくさんの化学材料を使用します。気密テープや気密シート、

 

 

石油系の断熱材などなど。建築当初の竣工時は、そりゃいい数値がでるでしょうね。

 

 

しかしながら、数年後の壁の中を想像してみてください。近年の夏や冬の寒さ、湿気などによって化学材料は

 

 

年々時間をかけて劣化していきます。壁の中は、想像を絶するほどの過酷な状況だと予想がつくと思いますが、

 

 

そんなところで、先程の気密試験やUa値の計算は、当然されていません。

 

 

ということは、数年後の建物に当初の性能が担保されているとは言えません。

 

 

劣化しても数値が変わらない訳はないので、当然お家の価値も下がります。

 

 

結果、『家の価値』って性能が持続されてこそなのだと考えます。

 

 

だからこそ、いま未来のためにも脱化学材の住まい。

 

 

これからも強く訴えたいと思います。