imaizumi blog
家の価値って何でしょうか?
今、皆さんが良く耳にする『Ua値』
これが、単純に小さい家が価値があるのか?
気密性(C値)が小さい家が価値があるのか?
現在、各社ハウスメーカーさんや工務店さんが競い合っているUa値やC値。
これらの数値が低い事は、決して悪い事ではなく良い事だとは思いますが、
この数値のことだけを考えるのも少し危険だとわたしは思います。
これらの数値は、あくまでも建築前の計算若しくは、竣工時の試験により導き出すものであることは、
ご存知だと思います。もうすこし詳しく言うと、Ua値は建築前の計算により算出。C値に関しては、竣工時に
気密試験にて測定した数値となります。
そして、これらのUa値やC値を良くするためにたくさんの化学材料を使用します。気密テープや気密シート、
石油系の断熱材などなど。建築当初の竣工時は、そりゃいい数値がでるでしょうね。
しかしながら、数年後の壁の中を想像してみてください。近年の夏や冬の寒さ、湿気などによって化学材料は
年々時間をかけて劣化していきます。壁の中は、想像を絶するほどの過酷な状況だと予想がつくと思いますが、
そんなところで、先程の気密試験やUa値の計算は、当然されていません。
ということは、数年後の建物に当初の性能が担保されているとは言えません。
劣化しても数値が変わらない訳はないので、当然お家の価値も下がります。
結果、『家の価値』って性能が持続されてこそなのだと考えます。
だからこそ、いま未来のためにも脱化学材の住まい。
これからも強く訴えたいと思います。
kotoriと言えば。
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