imaizumi blog
SE構法と言えば、皆さんご存知の通り『柱脚金物』ですね。
基礎と柱を強固に緊結するための金物です。
このSE構法の柱脚金物ですが、よくお客様よりこんな質問がされます。
『黒く塗装されているのですが、耐久性はどうなんですか?』
私は、以前より金物は勿論ですが、構造材などを製作しているすべての工場へ自分の目で確かめに行っていますので
自信を持って説明させていただきますが、全く問題ありません。
この金物は、新潟県の三条市にある野島角清製作所さんと同じく三条市の有現会社芳賀熔接工業さんで作られているのですが、
こちらでも製作(熔接工場から塗装工場まで)見学させていただきました。
熔接などの作業が完了すると隣にある株式会社織原塗化工場さんにて塗装をおこないます。
この塗装が、カチオン電着塗装と呼ばれる塗装で耐食性に優れた塗装です。
耐食性を調べる試験には、塩水噴霧試験があり塩水を噴霧する試験です。
試験内容は、わざと腐食環境・条件にさらし、どのくらいの時間で腐食がおこるのか。
という耐食性を測る試験です。
そして、この試験において約600時間かけた塩水噴霧試験においても、試験前と同等の品質レベルを保つという
結果が得られています。この試験時間は、標準地域において168年、
塩害地域では100.8年分の負荷をかけた状態に相当し、強度が永続的に保つことが実証されています。
これら事実より、SE構法の金物に使用されているカチオン電着塗装は、信頼のおける塗装であると言えると思います。
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