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こんばんは
19日、日曜日は父の日ですね。
日頃なかなか言えない感謝の言葉を言ってみてはいかがでしょうか
そんな本日は建築とはちょっと関係ない話。
先日サミットが行われた伊勢のことです。
私も三重県出身ですので伊勢神宮には思い入れがあるのですが
伊勢神宮といえば神宮の最高峰であり2000年以上も歴史があるというのに世界遺産に
選ばれないのはなぜだと思いますか?
それは、そもそも世界遺産というものは昔から変化のないもの、変化させないもの
が前提であります。
一方、伊勢神宮は式年遷宮といって20年に一度、
神宮の社殿を建て替えて神座を遷す(うつす)儀式があります。
(飛鳥時代から約1,300年の歴史を持つ)
建築に携わる者の技術継承という大事な意味も込められての20年周期なのですが、
それら意図的に変化される建造物がどうも認められないというようです。
世界遺産は「保全」が目的ですが、
あえて「保全」の必要もなく代々継承され、
その形を何千年と守っている伊勢神宮に、
世界遺産の登録が必要は無いのかもしれないですね。