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おはようございます
今日は前回の続きで、縁を切る②です。
写真を見ながら、どの場面で縁を切っているのか見ていきます。
土間コンクリートの打設途中です。
写真中央の黒いバーみたいなものが緩衝材として縁を切る役割をしています。
現場は違いますが、写真の黒い線(緩衝材)が、先程見えていたものです。
コンクリートは打設によって一体化しておりますが、
温度や湿度・更には打設時の乾燥の熱収縮等で様々な応力が発生します。
さらに駐車場となると、
自動車が乗るので、振動などより大きな応力が発生します。
そのため、一定の大きさで縁を切っておかないと、
収縮によって亀甲のようにクラックが発生します。
これを防止するために、応力が集中してクラックの管理をしやすいように
緩衝材や、あえて隙間などを設け縁を切っておきます。
また、2枚目の写真は、将来的に照明を交換する際、
最低限のコンクリート部分を撤去して、交換ができるようになっています。
縁を切るということは、施工精度を上げるだけではなく、
将来メンテナンスも考えて行うことも非常に重要です。
縁を切る③に続く
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2021.09.17