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こんにちは。
『地震に耐えられるお家にしたい。』
誰しもが願う、新居へのご要望だと思います。
でも、『地震に耐えられる』と一口で言っても
いくつか解釈がありますよね?
大きな地震に見舞われても、倒壊せずに人命を守ることができる、というレベルなのか
はたまた、倒壊しないことは勿論のこと、震災後も引き続き使用が可能なのか。
この2つは結構、大きな違いです。
私達が標準採用しているSE構法ですが、実績の一つとして
宮城県に建てられた『松華堂菓子店』という建物があります。
竣工は、2010年。
ミース・ファン・デル・ローエ設計の『ファンズワース邸』のような
シンプルで合理的なデザインで、1階と2階は透明性のある開放的な設計となっています。
竣工の約半年後、松華堂菓子店が創業100年目にあたる2011年に
東日本大震災が発生しました。
マグニチュード9.0。最大震度は7です。
津波の影響で漂流物が当たってガラスが破損してしまったそうですが
構造物の変形やダメージはなく、2024年の現在も
同じ建物で経営されています。
お家づくりは、多くの方にとって
一生に一度です。
そして震災の体験をすることになるのが
いつなのかは誰にもわかりません。
震災は心に大きなダメージを与えますが
『帰る場所がある。』という事は、大きな支えになると思います。
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