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窓をつけるということは「枠(額縁)」で壁の一部を切り取って、
その中に窓をはめ込む格好になります
上の写真は四方に枠を回した窓です。
他に、上・左・右には枠を付けずに、下だけ付ける場合もあります。
四方とも枠をなしにすることもできますが、
下は埃がたまるので拭き掃除ができるように枠をつけたいものです。
枠を正面から見た時の寸法を「見付け」と言いますが、
この寸法をいくつにするかはいつも悩むところです。
20mmなのか、小さくして18、15、10、大きくして30、40・・・
また、窓は壁の中央につけることもあれば、すみっこや、天井や床にくっつけてつけることもあります。
ひとつの家のなかに色んな状態の窓があり、そのひとつひとつで納まりが変わったりします。
枠のあり・なし、見付け、取り合い、これらの設計がうまくいけば、
空間がカチッと見えたり、やわらかく見えたりしますが、
うまくない場合は、ちぐはぐな印象やもやっとした印象の空間になってしまいます
高々ひとつの窓でも納まらない場合、プランにまで戻って考え直す必要も出てきます。
これは窓に限らずあらゆるディテール(細部)にもあてはまることです。
全体と部分を何往復もしなければ、良い建築はできません
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