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こんにちは
雨の日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
日に日に雨が降らない時間が増えてきたように思います。
そろそろ青空が見たいところですね。
さて、ここ数年、日本では大雨による被害がたくさん起きています。
そんな中、意外と知られていない川の増水や氾濫の原因のひとつに、
雨が地面に染み込みにくいことがあげられています。
コンクリートやアスファルトによって舗装された地面は雨が染み込みにくく、
降った雨が一気に側溝に流れ、川は増水してしまいます。
コンクリートやアスファルトと聞くと、道路を想像しがちですが、
宅地も同じです。
最近は敷地内の駐車場や庭となる部分までも雑草対策として
コンクリートやタイルで固める方が多く、
そういった宅地に降った雨は地面に染み込まず
一斉に川に流れ込むかたちになります。
また、コンクリートの地面に囲まれた家は
照り返しが強いので夏はとても暑く、
建物にも室内空間にも少なからず影響があります。
話がだいぶ遠回りになりましたが、
タイトルにある芝生の庭とコンクリートの庭は、
夏場の表面温度が10℃以上違います。
猛暑日にコンクリートの上には立っていられませんが
芝生や木陰など緑のある庭は、そこで過ごすことができます。
植栽は暑さ対策にもとても効果的です。
地面を全て固めてしまうのは簡単ですが、
本当に心地よい家づくりにつながるのでしょうか。
断熱材やサッシ(窓)の性能を上げるということもできますが、
せっかく建物で性能のグレードを上げても
その周りをコンクリートの地面にしてしまったらもったいないなと思います。
今、大雨の被害が多く出ている日本で、
そして暑さの厳しい愛知県で、どういった工夫が出来るのか、
もっともっと考えていきたいです。
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