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こんにちは
プランニングの際
お客様のご要望によって
『明るいトイレ』が良い方と『しっとり落ち着いたトイレ』が
良い方と大体2通りに分かれます。
その時々で、トイレの窓は大きくしたり、小さくしたり
光の入り方を調節しています。
多くの住宅のトイレは、他よりこじんまりとした空間となるので
尚の事、光の入り方は重要となります。
トイレに取り付ける窓というと
換気も頭に浮かびますが
昨今の住宅で言うと、必ずしもトイレの窓は開閉できる必要は
無いのでは、と考えます。
というのも、現代の住宅は建築基準法によって24時間換気が義務付けられています。
換気方法は、住宅であれば第一種換気(機械給気、機械排気)と第三種換気(自然給気、機械排気)の
どちらかになりますが、どちらを採用するにしても
基本的に住宅の内部は気圧が低い状態になりやすいため
トイレの窓を換気のつもりで開放した時に、その窓が給気口となってしまう事があります。
トイレの空気を外に逃がすつもりが、逆にトイレの空気を他の居室に流すことになるので
トイレの窓をむやみに開けることは、あまりお勧めしません。
トイレの窓は、光を取り込む装置としてのみ
考えた方が良いのでは、というのが私の今の考えです。
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2021.11.30