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こんにちは
本日は豊川では時折、雪も舞い散るような
寒い日でした。
この季節、室内の窓ガラスにびっしりと水滴が付着している様子が
多くのご家庭で観測できるのではないでしょうか。
この水滴は、室内の暖かい空気に含まれていた水蒸気が
冷えた窓ガラスに触れることで水蒸気(気体)から水(液体)に
状態変化して付着したもので、この現象を『結露』と呼びます。
冬場に人が過ごしやすい室内環境としては
室温は大体20~23℃、相対湿度は50%ほどが良いとされていますが
このくらいの温湿度の空気ですと、大体11~13℃くらいのものに
触れると結露を起こします。
結露を起こしにくくする対策としては、大きくは
①.水蒸気量を少なくする。
②.温度差を小さくする。
のどちらかが考えられます。
暖房器具として、灯油ストーブやガスファンヒーターを使用する方も多いと思いますが
それら石油燃料を燃焼させる暖房器具(その中で開放燃焼式)は
燃焼と同時に、大量の二酸化炭素等の有害な気体を生成するため、1時間に1度の定期的な換気が必要となります。
併せて、石油燃料は分子構造に複数の『水素』が結合されているため
それらが燃焼時に空気中の『酸素』と結合することによって大量の水蒸気を生成します。
(おおまかに1リットルの灯油を燃やすと1リットルの水ができます。)
石油燃料の暖房器具を燃焼させることによって
空気中の水蒸気量は多くなり
定期的な換気によって、温度差も大きな状態になりやすいため
ますます結露を助長させることになります。
少しくらいの窓ガラスの結露については
特に大きな問題にはなりませんが
大量の結露、しかも長時間となると
カビなどの発生にもつながり健康面への懸念もあるので
空気を汚さない暖房機(エアコンやオイルヒーター、電気ストーブetc)を
なるべく使う等、ある程度、対策をしていただけると良いと思います。
心を込めて…
2022.02.20
豊橋市SE構法『豊橋の家』製作木製建具。
2022.02.21