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こんにちは。
先日、『断熱材では対策できない熱』について
お話しさせていただきました。
今回はその続きです。
太陽光の放射を受けて熱くなる壁や屋根の温度は、空気の温度よりはるかに高く
真夏では70℃を超えてしまうこともしばしばです。
目玉焼きもおいしく焼けます。
空気による断熱は、『伝導』や『対流』による熱の伝わりは防げますが
太陽光などの『放射』による熱の伝わりを防ぎきることはできないため
夏場、特に2階部分の室内では冷房なしでは過ごせないほど高温になってしまいます。
しかし、断熱材のなかでも木質繊維を使った断熱材は、高い断熱性能と、大きな『熱容量』によって
熱の伝達時間を遅くし、温度の変化を少なくすることができます。
『熱容量』とは『熱を蓄える力』と言えばわかり易いでしょうか。
熱容量が大きい断熱材は温まりにくいという性質があります。
温まりにくく、冷めにくいという感じ。
逆に言えば、一度温まるとずっと保温してポカポカする感じです。
ただ、温まりにくいので、温めるまでに時間がかかります。
無機質系やウレタン系などの断熱材は断熱性能は高いですが
熱容量はそこまで大きくありません。
対して木質繊維を使った断熱材は断熱性能も高いですが、大きな熱容量も持っています。
グラスウールと比較すると約2.6倍です。
その大きな熱容量によって、冬の低温だけでなく、夏もしっかりと高温からお家を守ってくれます。
木質繊維の断熱材を採用するメリットは他にもありますが
今回は、ここまで。
私たち、kotoriは断熱材には木質繊維による『ECOボード』を
おすすめしています。