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台風が去っても一日風の強い豊川です
風雨が強い地域の公共建築になると、
模型を使った「風洞実験」という実験で、
風の流れ方や強さを確かめたりしますが、
これは風のシミュレーション(計算)が難しいためです
気圧や温度、湿度、そこにある物体の大きさや形や滑らかさなど、
風に影響を与える要因がとても多く、風は繊細です
現在、住宅を設計するときは、
風に耐えられる強度にすることはもちろんですが、
経験的に、向かい合わせで窓を設けたり、
低い位置と高い位置の窓を組み合わせたりして、
風通しがよくなるように工夫をします
さすがに、住宅ひとつひとつで風洞実験を行うわけにはいきませんが、
将来、風のシミュレーションが個人のパソコンでもできるようになると、
開口部の取り方や屋根の高さ、家の向きの決め方など、
設計の方法に少なくない影響を与えると思われます
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2014.10.05
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