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こんにちは。
「寒いから」と設定温度を上げたら暑くて汗ばんだり
乾燥して喉が痛くなったり……。
室内を快適な「適正温度」にすることは、意外と難しいです。
環境省が提示するウォームビズの指針によると
暖房時の室内温度は20℃が目安とされていますが
この数字は節電も考慮されており、少し低めに設定されています。
冬季は一般的に、快適な温度は18℃〜22℃と言われており
多くの人は22℃くらいが快適に感じられると思います。
また、人が感じる体感温度は湿度によっても大きく影響するため
暖房と同時に加湿も行ってあげると、光熱費を多少抑えることができます。
よく「床暖房は空気が乾燥しない。」とか「この暖房器具は風を出さないので乾燥しない。」など
言われる方もいらっしゃいますが、物理的には全くありえない事です。
上記の画像は気温と湿度の関係をイメージにしたものですが
空気中の水分量(絶対湿度)は変えずに、容器の大きさを大きくする(気温を上げる)と
容器の大きさに対する、水分の割合が少なく(相対湿度が小さく)なります。 → 乾燥します。
暖房をしている室内でも、同じことが起こっているので
どんな暖房器具を使っていたとしても、必ず加湿を行ってください。
空気中の相対湿度が上がると、ウイルスなどに対する体の抵抗力も上がりますし
例えば相対湿度が10%上がると、体感温度は1℃上がると言われています。
寒い冬は、体の調子を崩しやすいので
上手に室温と湿度をコントロールしてあげることで
健康に過ごしていただければと思います。