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こんにちは。
暑くなってきましたね。
これからの夏場を少しでも快適に過ごすために
今回はちょっと理科のお話しです。
『エンタルピー』という言葉をご存じでしょうか?
『エンタルピー』とは、物質が持つエネルギーのことで
例えば人間もエネルギーを持っていて大体一人あたり100W程度のエネルギーを
持っていますし、人間以外の物質にもエネルギーは基本的に存在しています。
空気もまた、エネルギーを持っています。
例えば26℃で相対湿度50%の空気は1㎏あたり53kj(約15W)のエネルギーを持っています。
また、この1㎏あたりのエネルギー量を比エンタルピーと呼びます。
この温度と湿度、比エンタルピーをまとめたものが、建築士界隈ではおなじみの
『湿り空気線図』です。
比エンタルピーは体感温度と大きく関係していて
同じ比エンタルピーの値であれば、温度、湿度以外の条件(風速や着衣量等)が同じ場合には
体感温度も同じになります。
なので、例えば上の表で言えば
10℃かつ湿度100%の状態と、30℃かつ湿度0%の状態は
比エンタルピーが同じであることから、体感温度も同じといえます。
同じ室温でも、湿度が低ければ体感としては涼しく感じるので
除湿を行うことで、室温を下げた時と同じような涼しさを感じると思います。
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