Loading...

staff blog

スイッチの高さの基準

2024.08.29

こんにちは。

 

 

 

見学会などでお客様から

 

 

 

『照明のスイッチの位置が低い気がしますが、なぜですか?』と

 

 

 

聞かれることが度々あります。

 

 

 

確かに、ハウスメーカーをはじめとした一般的な住宅では

 

 

 

通常、スイッチの高さは床から120㎝としている事は多いので

 

 

 

それに比べると20~30㎝ほど低いkotoriのお家は

 

 

 

皆さん違和感を覚えるようです。

 

 

 

私たちがスイッチの高さを低く設定していることには

 

 

 

大きく2つの理由があります。

 

 

 

1つ目は『椅子に座ったときに目線から避けること』です。

 

 

 

椅子に座った際は成人の目の高さは約120cmとなり

 

 

 

一般的なスイッチの高さと同じになります。

 

 

 

食卓の椅子に座って丁度、目線がスイッチの高さと

 

 

 

揃ってしまうのは、あまり好ましくありませんよね。

 

 

 

2つ目としては『操作がしやすいこと』です。

 

 

 

一般的な高さとなっている床から120cmの高さですと

 

 

 

小さい子供や車椅子に座った状態だと操作がしにくい

 

 

(届かない)高さとなります。

 

 

 

90cmの高さであれば、小さい子供や車椅子に座っていても

 

 

操作が可能となります。

 

 

 

赤ちゃんでつかまり立ちした数か月は好奇心旺盛で

 

 

 

スイッチを触りたがりますが

 

 

90cmの高さであれば届きません。

 

 

 

90cmのスイッチの高さに届くようになる頃には

 

 

分別もついているのでイタズラもしなくなっています。

 

 

 

また、操作の動作として、90cmの高さであれば

 

 

肘の高さなので、動作が少なく、スイッチの操作は楽になります。

 

 

 

「手を目の高さに持ちあげる」必要はなく、ひじの高さとなるので

 

 

 

スムーズな操作となります。

 

 

 

「90cmだと見にくくて操作しにくくなりませんか?」

 

 

 

とご質問を受けることもありますが、そんな時には

 

 

 

「スイッチを操作するときに、スイッチを見て操作してますか?」

 

 

 

と逆にお伺いしています。

 

 

 

すると「あっ、確かにスイッチを見ることなく操作していますね。」

 

 

 

と皆様ご回答されます。

 

 

 

家の中で、スイッチを操作するときは

 

 

 

スイッチを見ずに、感覚、つまりは慣れで操作している方が

 

 

 

ほとんどと思います。

 

 

 

 

慣れてしまうと「見て操作」はしてはいないんですね。

 

 

 

 

なので、わざわざ120cmの高さまで手を持ち上げずに

 

 

 

肘の高さである90cmの高さで操作する方が、操作は楽になります。

 

 

 

当たり前に採用されている寸法も一度、本当に最適なのか

 

 

 

再検討してみることが大事だと思います。

prev.