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こんにちは。
先日、長野県の『神長官守矢史料館』を訪れました。
神長官守矢史料館の竣工は1991年。
藤森昭信さんの処女作です。
鉄平石や天然スレートの屋根とサワラの割板の外壁という、コンセプトにマッチした素材感。
外構のコグマザサに埋もれた姿は
個性的な外観形状ながら、周囲の風景に不思議と調和していました。
付近の諏訪大社では、春先に75頭の獣の頭を積み上げて祭礼饗宴するという
『御頭祭』が行われていたということで室内の壁には
沢山のイノシシやシカの頭がかけられていて、なかなかのリアリティでした。
史料館は藤森さんのご実家の隣りということで
ご実家の敷地には、藤森さん設計による『茶室3部作』が建っています。
『空飛ぶ茶室』
『高過庵』
『低過庵』
以前に訪れた『ラコリーナ近江八幡』もそうでしたが
素材の選定と光の取り込み方が本当に上手いな、と感心してしまいます。
機会があれば、ぜひ訪れてみてください。