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豊川市 上野の家

耐震構法SE構法|耐震等級3|長期優良住宅 | 省令準耐火

敷地は高速道路のICからほど近く、幹線道路から少し中へ入った住宅地の奥にあります。西側で接道し、南・東側には住宅が建っていますが、北側は畑で見通しがきき、神社の森があったり、遠くには山並みを望むことができます。
すぐ南側に家が建っていること、および駐車スペースを確保することを考えると、敷地の南側を庭とし、そちらに向かってLDKを配置することは効果的ではありません。むしろ、周囲の条件に素直に反応し、北面を外に向かって開き、他の3面を閉鎖的な計画としました。
最も眺望のよい北向きににLDKを配置し、畑に対して大きな開口を取りました。北面採光は一日中安定した明るさを確保することができます。家の中央にウッドデッキの中庭を設け、外からの視線を遮った完全にプライベートな外部空間を作りました。中庭を囲んで玄関、洗面スペース、LDK、和室を配置することで、無駄な動線を省いています。中庭がひとつひとつの居場所を視覚的にも身体的にもつなぎ、山並みへの視線の抜けもあいまって、広がりと奥行きのある内部空間になりました。
2階は寝室と子ども室、納戸スペースです。階段の横には造りつけの大きな本棚があります。子ども室は一つの部屋を造りつけの机・棚・収納で2つに分けています。
外観を特徴づけるのは大きく張り出した車寄せの屋根と板塀です。車寄せの屋根は白い鉄骨の柱で軽快に支えています。板塀の中は物干し専用のスペースで、風通しと明るさを確保するために板の組み方を工夫しています。

  • Address:

    豊川市 上野